向き合い日記

仕事に子育てであっという間の日々。気がついたら50代。色んな事と向き合う事が楽しくなってきたという日記です。

内申書は、もういいでしょ。

今日の朝日新聞オピニオン&フォーラムの欄に、中学校の内申書についての話が載っていた。

平川理恵さんて、以前広島県の公立中学校の校長をやられていた方だけど、今は県の教育長になられたんだ。素晴らしい。広島県は、どんどん教育改革が進んでいくだろうな。

 

平川さんが仰っている通り、教員一人の所見には、限界がある。

先生だって、責任重いの嫌なんじゃないかな。

生徒側は、内申書の内容を良くする為にという発想で、行動してしまうしね。

誰のための教育なんだろう。

行動原理が純粋ではなくなってしまう、この内申書の存在。

違和感を覚えていたけど、慣習で行われていた。

そしてそれを、仕方ないものと思っていた。

でも、そろそろ変わっていきそうだ。

こうして行動を起こしてくださる教育者が、いるのだから。

有難いことだ。

 

元開成の校長で、現在は北鎌倉女子学園の学園長であられる柳沢幸雄さんも、強い意見を述べられている。

”そもそも態度を評価して何をしたいのか。”

型にはめる教育の先に生まれるのは、「空気が読める」若者。

その先にあるのは、滅私奉公の人間であると。

 

いつも穏やかで笑顔で話される方だとお見受けするが、話す内容は、手厳しくて的確だ。

”前例踏襲主義からの脱却。”

”空気を読むようなマインドセットから、いかに解放するかが第一歩である。”

 

先頭に立って切り拓いてくださる、このような先人方々に続いて、子ども達が生き生きと育っていける社会を、私も作っていきたいと思う。

 

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2022年3月4日の朝日新聞より