内申書は、もういいでしょ。
今日の朝日新聞オピニオン&フォーラムの欄に、中学校の内申書についての話が載っていた。
平川理恵さんて、以前広島県の公立中学校の校長をやられていた方だけど、今は県の教育長になられたんだ。素晴らしい。広島県は、どんどん教育改革が進んでいくだろうな。
平川さんが仰っている通り、教員一人の所見には、限界がある。
先生だって、責任重いの嫌なんじゃないかな。
生徒側は、内申書の内容を良くする為にという発想で、行動してしまうしね。
誰のための教育なんだろう。
行動原理が純粋ではなくなってしまう、この内申書の存在。
違和感を覚えていたけど、慣習で行われていた。
そしてそれを、仕方ないものと思っていた。
でも、そろそろ変わっていきそうだ。
こうして行動を起こしてくださる教育者が、いるのだから。
有難いことだ。
元開成の校長で、現在は北鎌倉女子学園の学園長であられる柳沢幸雄さんも、強い意見を述べられている。
”そもそも態度を評価して何をしたいのか。”
型にはめる教育の先に生まれるのは、「空気が読める」若者。
その先にあるのは、滅私奉公の人間であると。
いつも穏やかで笑顔で話される方だとお見受けするが、話す内容は、手厳しくて的確だ。
”前例踏襲主義からの脱却。”
”空気を読むようなマインドセットから、いかに解放するかが第一歩である。”
先頭に立って切り拓いてくださる、このような先人方々に続いて、子ども達が生き生きと育っていける社会を、私も作っていきたいと思う。