負のエネルギーを昇華させる方法
私が娘たちにリクエストしているルールは、「人の悪口を言わない」。
なのだが、だからといって、それが守られている訳ではない。
そこも織り込み済みで、敢えて、伝えているのだ。
昨日も、◯◯ちゃんの嫌なところを、次々にまくしたててきた。
気を遣って話さないとすぐに気分を害するんだよ、とか、
先生もその子に気を遣ってるのがおかしいと思う、とか、
仲間に入りたいんだったら、自分から入れてって言えばいいのに。
言えないくせに誘われないと嫌がらせしてくるんだよ、とか。
うんうん、そうなんだ〜。
ひとしきり頷きながら聞いて、私は言う。
”あなたはどういう状態になるのがいいと思うの?”
”どういう状態になったらあなたは嫌な感情がなくなるのかな?”
他人を変える事は出来ない。
出来るのは、自分がどうしたいのかを知る事だ。
その◯◯ちゃんに限らず、これから先も、嫌な事、嫌な子は、いくらでも出てくる。
その度に、心を疲れさせるの?
大切なのは、嫌な事象に出会った時、自分がどうしたいのか、を考える事だと思う。
今回の例で言えば、
・気分を害されるのが嫌なのかどうか、自分の心に聞いてみる。
”まあいいや”だったら、気を遣わずに、率直に声をかけてみる。
”いや”だったら、気を遣って声をかける。
・先生が◯◯ちゃんに気を遣ってるのを見ると嫌な気分になるのは何故?
”特別扱いされてる子がいると落ち着かない”のかな?
”私にも気を遣って欲しい”からなのかな?
先生には、”特別扱い”という行為を訴えるのではなく、その行為を見て自分が感じる事を伝えたらいいんじゃないかな。
なんていう話をしてみる。
小4の娘は、う〜ん、と唸って、そのまま。
考えたのか、どうでも良くなったのか、わからないが、もうスッキリとした顔で別の話を始めている。
◯◯ちゃん絡みのゴタゴタは、きっと今日も続いているのだろう。
又、娘は負の感情を私にぶつけてくるだろう。
そして私はいつものように、自分との向き合いに置き換えて話すのだろう。
このやり方が正しいかどうかわからないが、今の所私は気に入っている。
負のエネルギーを抑え込むのではなく、違う形で昇華させていく。
語弊があったら申し訳ないのだが、トラブルは、刺激だ。
刺激を受ける事で自分の求めている物を知り、そこにフォーカスしていく。
ごまかすのではなく、この世で起こる事象に対し、自分はどうしたいのか、を考える事で、見える世界が全く違うものになるのではないかと思っている。